Adobe 法人ライセンスとは一体…?
システム管理者にも優しいクリエイティブソリューションとは?
Adobe CC 法人版は以下のような料金プランとなります。
年間プラン – 一括払い
105,336 円/月
(本体価格95,760 円 /年)
ライセンス管理専用サイト(アドミンコンソール)を使えるので、システム管理者がインストールする際の手順が通常版とは異なり、専用サイトからインストールを実行できます。
個人用ではすでにインストールが出来ない古いバージョンのCC(4世代前)でもインストールができるようです。
しかしそれもいつまでそのような措置が取られているかは不明です。
すべての法人が法人用Adobeをちゃんと入れているのか?
これは誰にもわかりません。
Adobeにも全てはわかっていないはずです。
使用しているライセンスがどこのネットワークに接続して起動しているかの監視はしています。
でも、その接続先が個人なのか、法人なのか、学校なのか、全てを把握はできていないでしょう。
しかし、わかっているところもあります。
大手IT企業、固定IPアドレスを取得しているところや、学校施設においては、概ね固定しているIPアドレスから接続された場合、そのIPアドレスがどんな施設なのかは送られてきたライセンスを購入している人、法人と照らし合わせることで把握出来ています。
中小企業はAdobe法人ライセンスを購入しないと注意される?
中小企業名義でAdobe法人用ライセンスを取得。
取得する場合、会社が契約しているプロバイダーのネットワーク経由で情報を送信します。
しかし中小企業の場合、固定IPにしているところは稀ですので、日をまたいだり、一旦ネットワークの使用がない時期にIPアドレスは変わることがあります。
変わった場合変わったIPアドレスから使用する際の情報がAdobeへ送信されるので、都度その紐付けも更新されるでしょう。
しかしそこで翌年一旦ライセンスを解除して、個人用に切り替えた場合どうなるでしょうか。
Adobeに注意されるのでしょうか。
Adobeがどの程度の利用を把握しているかはわかりませんが、まずこの程度で注意されないと思います。
今後はわかりませんので「されてきていない」という方が正しいでしょう。
アカデミックライセンスを仕事に使える?!
これは意外と知られていない事実ですが、仕事でも使用できます。
Adobeのサイトでも確認ができます。
Q. 商用利用できますか?
A. 基本的に商用利用が可能です。マテリアルや一部機能で使用が制限されている場合があります。詳細は製品に同梱されているエンドユーザー使用許諾書をご確認ください。
なぜか?
Adobeを購入しても全部の人がソフトを使いこなせるとは限りません。
その場合、短期間レクチャーを受けるためのオンライン講座を受講。
一緒にAdobeのアカデミック版を購入。
そして覚えつつ、そのまま職場で仕事に使う。
とはいえ、永遠にアカデミック版を使い続けることは難しいでしょうし、しっかり稼いで通常のライセンス契約をしたほうが気持ち的にもイイものです。
まとめと感想
AdobeのCS買い切りが終了してから10年が経過しようという2021年。
Adobeは、CCでのライセンス使用状況の把握強化の手をどんどん強めています。
それはタスクマネージャにみるバックグラウンドで起動しているAdobeのソフト群をみたり、ネットワークの監視をしつつ起動をしているとよくわかります。
100名規模の企業は法人ライセンスのAdobe導入をせざるを得ないでしょうが、中小企業で数台レベルであれば、そうでなくても大丈夫かもしれない…ということがいつまで続くかはわかりません。
しっかり売上をキープしつつ、安心して法人ライセンスのAdobe導入を維持したいものです。
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