Adobe CC 2020が買切りだったCS6より圧倒的に良くなった点・悪かった点(実感編)。
Adobe CC 2020を実際に使ってみた感想から、良かった点・悪かった点をまとめてみました。
Adobe CC 2020の5つのメリットとは?
最新のAdobeってどんなメリットが有るのか、実際に使ってみた感想から実感を込めてまとめてみました。
メリット1:Macでも、Windowsでも使える。
これ結構大きなメリットで、買い切り版CS6まではどちらかのライセンスだけだったので、Mac版を買うとMacのみ、Windows版を買うとWindowsのみでしたので、両方で使いたい場合は2つ買う必要がありました。
でもAdobe CCでは1つライセンス契約することで両方のOSへインストールできるんです。
メリット2:モリサワフォントワークスなど有料日本語フォントが使える!
デザインの現場で使用されている日本語有料フォントで最も有名なのがモリサワフォント。そして次にフォントワークスや視覚デザイン研究所などがありますが、それらフォントメーカーのフォントも今はサブスクリプション契約が主流で、個人で全て使うとそれだけで年間10万以上になってしまいます。
でもAdobe CCのライセンスにそれらフォントの一部ですが、通常有料フォントが使えるようになりました。
メリット3:スマホアプリとの連携が便利
Adobeにスマホアプリがあり、それをAdobeライセンスで紐付けて使うと、とても便利に使うことができるようになります。
例えば手描きしたイラストをスマホで撮影し、そのままパスデータとしてイラスレーターで共有したり、お気に入りの生活空間から素敵な配色をスキャンしてその情報をイラストレーターですぐに共有することができるので、配色が苦手な人には大きな武器になります。
メリット4:最新機能で表現はしやすくなる
Adobeといえば、フォトショップとイラストレーターが有名ですが、それらも年々進化を重ねてどんどん使いやすくなり、作品のクオリティアップを出来るようになっています。
イラストレーターはCC2014で追加された連結ツールとフォトショップCC2018で追加されたディテール保持20.が革新的に便利機能なのでぜひ体感してほしい機能です。
メリット5:最新ソフトが無料で追加導入できる
フォトショップやイラストレーター、映像編集ではプレミアやアフターエフェクツなどレギュラーソフトに加えて、新しいソフトが導入されます。
WEB制作ではドリームウィーバーが主流でしたが、WEBやスマートフォンアプリのプロトタイプデザイン制作に特化したAdobe XDの登場に、本格的な3DCG表現ができるAdobe Dimensionsなど、ライセンス契約中は追加料金なしで使えるようになります。
Adobe CC 2020の3つのデメリットとは?
メリットがあれば当然デメリットもありますので、これも実際使ってみた感想でまとめてみました。
デメリット1:支払い続ける必要がある。
これがあるから躊躇しているという人がほとんどだと思います。
最安で購入する手段としてオンラインのスクールなどへ一時的に所属して、アカデミック版を購入するという方法がありますが、それでも月々2000円ほどかかり、翌年には3000~5000程度になってしまいます。
そうなると個人で使うには大きな負担になってきますが、創作をライフワークとして、または副業のツールとして使うことを考えれば、月数千円の出費でも十分にもとが取れる計算も成り立つと思いますので、そこはご自身の意気込みや使用頻度などから検討材料でご判断されれば後悔することもないと思います。
デメリット2:全く使わないソフトもある
CCの中には一度も触れたことがないソフトもあります。
それらについても月々払っていることになるわけなので、使うことがないソフトをインストールしないことでその分安くしてほしいなんてこともあるかもしれませんが、そうした対応はないようです。
デメリット3:重い
年々新しい機能が追加されることが使う人からすれば嬉しいことのほうが多いと思いますが、年々アップグレードしても結局同じ機能しか使っていないし、それ以上必要ないしって時には、新しくなることでどんどんソフト重くなって起動が遅くなったりすることにストレスを感じることがあります。
数年前まではCCになってから今までのすべてのバージョンへダウングレード出来ましたが、あるときから1つ前までしかダウングレードできなくなってしまいました。
デメリット4:古いPCや古いOSでは使えない
古いパソコンに古いOSのままで、特に問題なく使い続けている人ってまだまだ大勢いると思います。
先日知人に聞いたらまだWindows XPを使っている人もいましたので、Macでも古いOSのままの人が大勢いるかもしれません。
Adobeのサイトでは以下のように記述されていました。※2020年3月調べ
「デスクトップアプリケーションの場合、Windows または macOS の 2 バージョン前以降のバージョンを使用してください。モバイルアプリケーションで使用できるバージョンは、iOS は 1 つ前まで、Android は 2つ前までです。 」
まとめと感想 最新Adobeは結局おすすめなのか
実際に触れてみた感想からメリットとデメリットをまとめてみましたが、結局新しくしたほうがいいのか?またこれから使う人にとっては導入をおすすめできるのか?
20年以上Adobeを使ってきた私の結論としては、十分おすすめ出来る内容ということです。
例えばAdobe以外のイラストレーターのようなソフト、またはAdobe以外のフォトショップのようなソフトは沢山存在していますが、使い勝手や信頼、そしてそれを学習できる環境の整い方がAdobeほど出来上がっているメーカーのソフトを私は見たことがありません。
ご自身で使い方を調べ、探ることが好きな人で無い限り、初心者の方や古いAdobeユーザーが新しいAdobeを導入するメリットはとても大きいと思いますので、仕事においても、趣味においてもおすすめ出来ることを私自身再確認できました。
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